【婚約者は溺愛のふり】第4話―ラチエルの宣言が格好いい!【ネタバレ感想】
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そして本来なら今回で終了予定だったそうですが、本格連載開始となったという嬉しいお知らせがありました!
仲野えみこ先生、おめでとうございます! これからも楽しみにしております!
割と少女漫画にしては2人ともクールな方だから、これからどうなるか気になってたんだよなぁ。
続くことになってよかったぜ。
気になるものが途中で終わることほど悲しいことはありませんからね。
ということで早速第4話やっていきましょう!
じれじれな2人の恋模様が見れるのはコチラから!
前回のあらすじ
さて、前回の最後は謎の人物が訪ねてきたところで終わっていましたが……?
ファハドの部下や知人を招待するパーティにて彼がお酒に弱いこと、婚約指輪はラチエルの好きなデザインを調べて作らせたこだわりのものだったと判明。
ラチエルは照れつつもなんとか笑ってお礼を言うことができた。
そしてファハドに「もっと笑えばいいのに」と言われて笑顔を意識するも、笑い返してくれるファハドを見て彼の方こそもっと笑えばいいのにと思うのだった。
前回は笑顔で指輪のお礼を言うラチエルがとっても可愛いお話でしたね。
今回のお話
実は前回の最後にフードを目深にかぶった謎の人物が登場してました。
今回はその人物が誰かが分かります。
なんと……ファハドの元婚約者の女性でした!
元婚約者って、ファハドを殺そうとしているとかいう?
名をナディラというそうです。
本当に殺そうとしているのかは分かりませんが、かなりカワイコぶりっ子な感じには見えました。
ラチエルよりも会話力・恋愛力(?)は高いですね。
ということで今回のポイントはこちら!
- 結婚の障害――ファハドの家族関係
- 元婚約者について
- ラチエルの矜持
え? 結婚……って、婚約者だからそりゃそうか。
結婚の障害――ファハドの家族関係
第四話はラチエルの両親が「結婚はいつするの?」と彼女に問いかけるところから始まります。
彼女はのんびりしている両親に対し、毅然とした態度で「そんなことよりも、ファハドが別荘を買い取ってくれたお金があるうちに立て直しを」とすっぱり言い切ります。
が、内心は動揺していました。
「婚約したら結婚しなくてはならない」などという当たり前のことに気づいたからです。
彼女の中で婚約はあくまでも事業の立て直しのための資金が欲しかった。そして前回ファハドが別荘を買い取ってくれたので今はお金がある。
もう最初の目的は達成したと言えるでしょう……ここで別れたら周囲は金目当てだったかと彼女を責めるでしょうけども。
結婚についての話をファハドに告げるラチエル。
ファハドは「もう少し先にしませんか」と言う。彼の父親のファハドへの悪意ある行動が収まるまでは、と。
そんなに仲悪いのか?
今のところはファハドの証言である「父親に嫌われていて、あてがわれた婚約者と結婚したら殺されるだろう」という言葉のみで、実害は描かれていません。
ファハドが結構謎なんですよね~
物語としてはそういう障害がないと盛り上がりに欠けてしまうので、二人の間に立ちふさがる壁として『親』の存在は定番ではありますが……実は以前からラチエルのことが気になっていて彼女と婚約するための方便、とかだったら面白いんですけどね。
このファハドと父親との関係、ファハドそのものの謎が今後明らかになっていくはずなので楽しみですね。
元婚約者について
ファハドの元婚約者であるナディラはラチエルとは違い、恋愛事に長けていそうな女の子女の子したキャラクターのようです。
なんかキラキラ描写されてる感じです。
ファハドに選ばれたラチエルのことが知りたい、とやってきました。
少女漫画ではぶりっ子、裏表が激しいキャラクターというのは定番ですが、そういうキャラクターなのかどうか。
気になったのはコミュニケーションの能力が高いにもかかわらず、ラチエルの両親に「ファハドの元婚約者」と名乗ろうとしたこと。
まじか?
普通は名乗らないよな?
普通は名乗らないでしょう。現婚約者の両親に向かっては普通言わない。
これが天然なのか、天然のフリをしたボケなのか。私が考えすぎているのか。
ライバルがヒロインの親友になる、という展開はよくありますし、彼女がそうなっていくのか。
本当のところファハドのことをどう思っているのか。
ナディラは本当に父親の愛人なのか。
ここも気になりますね。
ラチエルの矜持
ナディラが訪問して、追い払おうとするラチエル。しかしラチエルは根が良い人で中々追い出せずにいると、最悪のタイミングで両親も来訪。
ナディラがラチエルの友達だと言ったことで両親はその話で盛り上がろうとしますが、ラチエルはなんとか追い返したいため、両親にきつく「帰ってくれ」と言ってしまいます。
よりにもよって使用人のイヴァがいない日だったため、彼女の負担が大きかったのですね。
上手く対応できなかったんです。
その後タイミングよくファハドが帰ってきてフォローしてくれます。そのことをありがたいと感じつつも、ラチエルは情けなく思ったのです。
ささいなトラブルすら振り払えないとは、なんとふがいない!
LaLa2022年2月号:婚約者は溺愛のフリ~第4話より~
このままではおさまらない。
商家の娘としてあなたに損などさせるものか。
と、ファハドに告げ「私にできることがあれば言ってくれ」と言い切るわけですが、この時のラチエルの顔がカッコイイ。
今回のおすすめのシーンでございます! ぜひ、読んでいただきたい。
おおっ!
なんかたしかにラチエルっぽいな。
そういうセリフは。
ですね。そしてその言葉を受けたファハドも満足気。
ラチエルのこういうところが気に入っているのでしょうね。柔らかく笑っています。
しかしファハドの仕草が一々上品です。
なんでもするぞ、というラチエルに対して「なんでもってどこまでですか?」などと聞いているのはからかっているからか。
まだまだ心の内が分からないファハド。これからどんどんと見えてくるだろう彼の素顔に注目ですね。
薬学を学んでいたってことが今回判明したくらいだしな。
ちなみにファハドの事業が薬関係のようです。
存在だけ出てくる彼の兄のことも気になりますね。まだ存在だけしか出ていないので、本当に仲が悪いのか。
まとめ
ラチエルが「ただ誰かに頼るのではなくちゃんと自分の足で立つ強い女の子」だということが改めてわかる話、でした。
正式連載も決まったみたいだし、めでたしだな!
仲野えみこ先生、改めておめでとうございます! 一読者としてもとても嬉しいです。
ラチエルの格好良さと可愛らしさ、ファハドの可愛らしさと格好良さが今後の楽しみです。
では、ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
まったなー!
可愛くも強さを持った女の子、ラチエルのお話が読めるのはコチラ!