【婚約者は溺愛のふり】第8話―もやもやラチエルと彼女に手を伸ばすファハド【ネタバレ感想】
恋愛ごとが不得手過ぎるヒロインと、クールすぎて何考えているかわからないヒーローとのじれじれ恋愛模様を描いたマンガ『婚約者は溺愛のふり』第8話、さっそくやっていきましょう!
前回もファハドに動きがありましたが、今回も今回も……? そしてまさかの……?
え?
な、何が起きるんだってばよ!
それをじっくりたっぷりと語っていきたいと思います!
ファハドが何をしたって言うんだ! ととても気になった方は先にこちらからどうぞ!
前回のあらすじ
カザンは医者、ファハドは薬業を営んでいる、ということで2人の会話は和やかに弾んでいたが、カザンの「あの子(ラチエル)は泣き虫でしょう」の言葉に密かに凹むファハド。
彼はラチエルの泣き顔を見たことがなかった。
一方のラチエルも仕事でミスをしてしまい凹んでいたため、気分転換にお菓子作りをしていた。
そこへファハドもやってきて一緒にお菓子を作ることに。
ファハドを励まそうと意気込むラチエルに彼は「最近いつ泣いたか」と問いかける。
ラチエルが首を傾げつつも「泣いたらスッキリすることもあるからな」と吹っ切れた笑顔を見せ、ファハドもまたスッキリしたほほえみを見せるのだった。
ちなみに菓子作りは失敗していたぜ!
でも、笑っているファハドは楽しそうで、ほっこりするお話でしたね。
今回のポイント
これまでは男性陣たちの話がメインでしたが、今回はラチエルの気持ちにも少し変化が訪れます。
そして引き続いてのイケメンたちのVSに期待が高まるところです。
- ファハドのことでモヤモヤするラチエル
- カザンはラチエルをどう思っているのか
- ファハドがラチエルに手を伸ばして……?
特に終わり際のファハドの行動は「おおおおおっ」となります。
すぐに金目のものをくれるイケメンVS常に甘やかしてくれる医者
今月号はこの対決に尽きるでしょうね!
前回はもっとバトるかと思ってたら穏やかだったもんな。
今回こそ来るか?
うーん?
たしかに分かりやすいバトルではないですが、穏やかにかなりバチバチの雰囲気持ってた気がますけどね。
ですが今回はたしかに前回よりも分かりやすいシーンがありました。さらにはラチエルの変化もあったのでまずはそちらから!
もやもやラチエル可愛い
ラチエルはイヴァ(侍女)との会話で、ファハドに「恋人がいない」というのは嘘ではないかと疑ってしまい、もやもやとします。
しかしその原因が彼女にはわからない。
ラチエルにしてみればファハドとの関係はお金やお互いの実利のため。お互い別に恋人がいても構わない、というスタンスのはずだったからです。ファハドに他に女性がいたとしてもラチエルにとっては関係ない、はずでした。
お?
ようやく自覚が出始めたか?
個人的には、まだそういう感じではなさそうかなと思っていますが、どうでしょうね。
そのもやもやを解決するためにラチエルは町にでかけ、そこでカザン(幼なじみで医者)と出会うのです。
そしてラチエルが欲しかったいつものインクを先に購入していたのがカザンで、カザンはそれをラチエルに渡す代わりに「子どもたちを診る事が多いから、おもちゃを一緒に選んでくれないか」と提案。
2人はそのまま買い物をすることになりました。
カザンの立ち位置は、やはりそっち側なのかっ?
ずっと、カザンの立ち位置が謎だったんです。ラチエルのことを妹のようにしか見ていないのか、それとも……?
前回のお話では、牽制しているような台詞はありましたが、単に心配しているだけとも受け取れなくはない雰囲気でしたからね。
ですが、
『どうして医者の養子に?』
『え?』
このやり取り!
ここは問いかけたラチエルに対し、なんとも意味深な目線をラチエルに送るカザンの描写になっています。
読んでいると
「おおっ? おおおおお? やっぱりそうなの? ライバルなの?」とちょっと興奮しました。
こういうマンガはやはりライバルキャラがいないと始まりませんからね。
おうおうおうっ!
しかもカザンのやつ、照れてるじゃねえかっ?
そうなんですよ。この照れた顔がなんとも可愛らしく、クールなファハドとの違いが現れてきていい感じですね。
意外とこういう時に、実は違った、という展開もあったりはするので……カザンの今後に目が離せませんね!
再びバトル勃発? ファハドとカザンの目線。
買い物を済ませた2人。カザンはラチエルを家まで送り届けるのですが、その玄関先でファハドと出会います。
そしてふとラチエルは思うのです。
「ファハドに恋人がいるか云々の前に、自分の方がチャラくないだろうか」と。
たしかに、婚約者がいる身でありながら年頃の男女で仲良く買い物をして帰ってきているわけですしね。
なんと説明しようかと悩むものの、カザンとファハドが表向きは冷静に大人の会話をしだしたので、セーフとか思ってしまうラチエルは、とってもラチエルらしいですね。
普通に考えたらアウトだよな。
その場に居合わせたイヴァはこころの中で「何してんのお嬢。せめてはやくカザン様帰ってもらって」とツッコミいれていました。
ラチエルはなんとかそのイヴァの目線を受け取って、カザンにお礼を言ってなるべく早く、この状況を変えようと試みます。
と、ここでファハドがラチエルの方を引き寄せます。その後のカザンとの会話がこちら。
「お気をつけて。ラチエルをわざわざ送ってくださってありがとうございました」
「…いえ、どういたしまして」
ここはね!
前回カザンにやられたお返しでしょうか!
カザンの「…」と表情が……くぅ~~って感じです。
語彙力!
なんだよ、くぅ~って!
とにかく!
カザンはラチエルのことを……というのが濃厚になる一コマでした。
ファハドがやってくれました!
そしてなにより、今回の目玉はこの後です! ファハド! ヒーローがやってくれました。
ファハドは冷静すぎて心が読めないんですが、今回ばかりは……さすがに嫉妬したのではないか、と思いました。そしてやっぱり以前からラチエルのことを知っていたんじゃないかと。
お?
お前さんがソコまで言うってことは相当なことがあったんだな?
そうなんですよ。
なんと……背を向けたラチエルのなびくその髪を手にとって……口づけたのです!
は……な、なんだってぇっ!
あの微表情のファハドが!
そうです。あの、ほとんど表情が動かないファハドが、そんなことをしたのです。
ラチエルは気づいていませんでしたが、髪に口づけるとか、なんとも思っていない人にはしないでしょう。
表情もまたいいので、ぜひとも本編で見て私が興奮を感じたように、「きたー!」と心のなかで叫んでいただければと思います。
え?
まあ実際に叫んでもいいけどよ。
近所迷惑にならないように気をつけろよ!
ラチエルのもやもやの理由
カザンが帰ったあとで、ラチエルとファハドは話をするのですが、友人以上のことはしていない、というラチエルのことをファハドが「信じます」と言い切ってくれます。
ラチエルのモヤモヤは、ソレだったのです。
ソレ……つまり信頼。
ラチエルはなんだかんだとファハドのことを信頼していました。
だからそんなことで嘘をつくワケがないと思っていたのに、嘘をついているかもしれないと思ってモヤモヤしていたわけですね。
なんだよ。
ヤキモチとかじゃねえのか。
まだラチエルにその感情が芽生えるのは速いかもしれませんね。
もうちょっと見守りましょう。
まとめ
- ラチエルは相変わらず恋愛云々のれの字もなさそう
- 幼なじみのカザンが医者の養子になった理由はまさかのラチエルっ?
- そっとラチエルの髪に口づけたファハド
なかなか、濃かったですね。婚約者は溺愛のふりはほのぼのとした作品ですが、ようやく物語が動き出した感じがひしひしとします。
次回以降、ファハドによる猛アピールが始まるのか……いや、彼はそういうタイプじゃないですね。でもラチエルには猛アピールしないと通じなさそうだけど、どうやって距離を縮めていくのか楽しみですね!
そして今回もラチエルはそのプロポーションの良さを見せつけてくれてます!
いや、それ関係あるか?
つまり可愛いということです!
それはさておき、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
今回は必見のシーンが目地お押しで楽しみだぜ。
じゃあ、まったなー!
ラチエルの髪に口づけるファハドが見たい方はこちらから!