【死に戻り令嬢のルチェッタ】番外編――私の自慢のお嬢様の、様々な顔【ネタバレ感想】
まさかまさかの「うちに来るか」という発言で終わったところなんですが……今回はその続きではなく、番外編です。
ルチェッタの専属侍女としてことあるごとに登場する彼女が今回の主役で、彼女から見たルチェッタはどういう存在なのか。今の状況をどう思っているのか。
だってお嬢様が密かに外に出ているなんて、手助けがないと出来ないでしょうからね。
番外編なので短めなのですが、物語を彩る一人であるサラの物語を見たくなった方は↓コチラ↓からどうぞ!
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前回のあらすじ
本格的なライバル?
ハイドと対面して話ができたものの、説得が出来なかったルチェッタ。
自分には何も力はないのだと落ち込むが、一周目のときにはカイルと協力関係になかったエリーナやフェリークたちの姿を見て、それでもやるのだと心に決める。
そんな時、占い師をやっているところにハイドがやってきて、カイルとの話を聞いてくる。金で情報を聞き出そうとする彼に、一度見たことがあるスキャンダルで彼の不義について口にした。
それでハイドは占い師に興味が湧き、デートを申し出てくる。ルチェッタはチャンスだと思い、それを了承した。
しかしその現場を見ていたカイルは占い師に詰め寄り……突然の雨に二人は濡れてしまう。寒そうな占い師にカイルは自分の家に来るか、と誘うのだった。
前話より
決められるか、カイル!
今回のポイント
周囲から見たルチェッタ。
- お嬢様の言うことは正しいはずだけれど……
- 突如変わったお嬢様
- あなたは自慢のお嬢様
尊敬しているお嬢様の、新たな姿。
気高く優雅なお嬢様
ルチェッタの侍女として甲斐甲斐しく働いているサラ。幼少期よりルチェッタにつかえている彼女とルチェッタは同じ年のようですね。
貴族令嬢として気高い姿に敬意を抱いたようです。
12歳のセリフと思えないくらいしっかりしてるな、ルチェッタ
現代と同じ価値観で考えるとそうですが……子役の子たちがやたらと大人びているのをイメージすると、ありえることでしょうね。
カイルとの婚約が決まった時、爵位狙いの結婚などと、サラは自分のことのように悲しんで涙してました。本当にルチェッタのことが好きで、幸せになって欲しいと思っているようです。
ルチェッタが主として誠実に接してきたから、でしょうね。
嘆いているサラに対し、静かに「仕方ない」と受け入れているルチェッタ。サラは貴族として跡取りとして凛としている彼女が好きですが、それでいいのかと疑問も抱くのです。
もちろん、侍女が口出しすることはできないのですが。
突然変わったお嬢様
そんな時、ある日を境に突然ルチェッタが変わります。
時が戻る、というのは最近よくある設定だが……周囲から見たら絶対変だよなぁ。
突然日付を確認し、亡き母親に感謝しながらぼろぼろ泣き出したら、絶対おかしいと思いますよね。
サラが戸惑っていると、ルチェッタは婚約を破棄したかったのだと告げました。
家同士のことで決まっていることです。その破棄の手伝いなど、してはいけません。
ですがサラは敬愛するルチェッタの幸せを願い、協力することにしました。
占い師の物件買ったりあの服装とか、どうやって準備したのかと思いきや、積極的な協力者がいたらしいです。
ある日、夜会があるにも関わらず帰ってくるのが遅いルチェッタ。心配になって占いの館? に向かったサラはカイルの告白を聞いてしまうのです。
本当はルチェッタのことが好きだったのだ、という。
えっ?
ってことはなんだ! ずっとサラも理解して……?
カイルの本音は始まりですからね……通りで協力的。
気づいていないふりをするサラですが、ルチェッタが顔を赤くしている姿を見て思うのです。
貴族として気高い姿も好きだったけれど、今の色んな表情を見せてくれるルチェッタのことも好きだ、と。
まとめ
番外編ということなので、そんなに大きな事件は起きませんでした。
ですが以前より気になっていた「そんなに簡単に屋敷を出られるの?」とか「この占いの館はどうやって手に入れたの?」というのが判明しました。
侍女という協力者がいたなら納得です。
次回また本編が来ますが、サラが登場したらつい追いかけたくなりますね!
いやでもカイルの家に行くんだから、サラは出てこないんじゃ……。
次にサラが出てくるお話が楽しみです!
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
まったなー!
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